ようこそ、いらっしゃい。ハンターたちが集う酒場『茜』へ。
春です。卒業シーズンです。
もうとっくにモンハンを卒業したと思っていた茜ママ。
そこへ3DSを持った魔の手がしのびよりました。
今日はどんな狩り話が聞けるのでしょうか。
マカオのこと。
昔、好きだった人がよく『マカオ』に行くって言ってた。
だから私はその人とマカオに行ったという設定の上で、ムラタくんとお話してた。
もちろん私が日本国外へ出たことがないのはムラタくんも知ってる。
マカオのビーチでおしゃべりしながら、フルーツがもられたジュースを飲むの。
ううん、本当はちょっぴり強めのカクテルなのね。
それをゆっくり味わって飲むの。
心地良い波の音を聞きながら。
…ごめんなさい、私ちょっとだけカリブと勘違いしている節がある。
あとはちょっとオトナの遊びということでカジノに行くのよ。
まさかの大当たりで素敵なスイートルームに招待されて、忘れられない夜になるの…。
だからムラタくんが『今日はマカオだよ♪』と言った時は、ちょっと嬉しかったの。
マカオがモンスターハンター界にもあるのね!って。
ちょっとだけ、胸が痛くなったの。
一度だけ逢瀬をともにしたマカオによく行く彼のことを思い出したから。
今では彼も二児のパパ。
セレブでリッチな暮らしに明け暮れてる。
あの時、二人の大切な結晶をもうけていたら…。
渡されたゲーム機には、マッカォって書かれてた。
国名じゃなかった。
モンスターだった。
しかも、舞台はビーチじゃなくて相変わらずのゼンマイの名産地ね。
私はマッカォを探した。
探して、殺して、はたかれて…ゲームに酔った。
おかげさまで胸の痛みはすぐにおさまった。
でも、死んではいけない!という気持ちから、肩と頭に痛みが残った。
ねぇ、私がおばさんになってもならなくても…
次はマッカォ退治じゃなくて…マカオに連れてって。
マッカォは…もう、たくさん。
かしこ。
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