金剛山仙峯寺にて修行中でござる。
獅子猿さんの本気に勝てなかった村田御座狼は、葦名の少林寺とも言える金剛山仙峯寺で修行を開始することにしました。
誰か数珠玉持ってねーかなー…?と、うろうろしていたところ、全身を重そうな鎧で包んだ『甲冑武者』が現れたのです。
立ち往生? 山道で出会った、困ったちゃん。
先の記事では金剛山仙峯寺は本当に景色がきれいなの!ということばかり書いてしまいましたが、NPCのお友達もちゃんといらっしゃいます。
まずは村田御座狼のSEKIROでのフェイバリット・黒笠ムジナくん。
葦名城で会った時は逃走資金を集めていましたが、それが貯まったのか、店じまいといっていなくなってしまったのです。
そしたらこんなところで発見。
場所は金剛山仙峯寺の最初の鬼仏から道を下ったあたり。
野暮用を済ませるために来たらしいのですが、今のところどうにもできず立ち往生。
ムジナくんの凧あげについてはまたいずれ。
もう一人はうみぼうず小太郎くんです。
こちらも金剛山仙峯寺の最初の鬼仏からすぐのところに座り込んで泣いています。
どうしたの?と聞くと、一人置いていかれたと。
真っ白なお花を探しているとのことですが、この時点では全く宛てがないのでこのまま泣かしておくことにします。
この小太郎くん、捨て牢で見つけた『朽ちた囚人の手記』に出てくる小太郎くんでしょうか。
誰に置いていかれてしまったのか気になるところです。
お二方ともね、何か見つけたら戻ってきます。
だから勝手にいなくならないようにしてくださいね。
と、二人のために何かないかなぁ…と金剛山仙峯寺の攻略を進めていたのですが、うっかりボスに遭遇しました。
転売で、爆竹買ったよ!ロバトパパ。
遥か遠くに見えていた屋根付きの橋。
ここでボス・甲冑武者さんにお会いしました。
刀を置いてけ…と。
武蔵坊弁慶気取りでしょうか!!
まぁ、初見だし…動きをちゃんと見よう…と軽い気持ちで初戦に挑みましたところ…
火サスよろしく、落として勝ちました。
初めての…初見討伐です。
嬉しい!!!
嬉しいのですが、引っかかるものがありました。
甲冑武者さん、忍殺を決めたのに倒すことができなくてですね…壁際で戦ってたら、落ちていってしまいました。
あとからわかったことですが、甲冑武者さんは落とさないと倒したことにならないみたいですね。
問題なのは、その死に際のセリフ。
ロバァーーーート!
この瞬間、察してしまいました。
実は『ロバトの爆竹』の説明にですね…
『小さきロバトとその父はこの爆竹を売り込み、路銀を稼いだ。
父子が日の本まで流れ着いたのは、ロバトの命を永らえるため。
死なずを求めてのことだったとか。』
と、書かれているのですよ。
つまり…
村田御座狼は、
見たことがないけど病弱で命がかなり危ないロバトくんのパパを、
突き落とした、と。
さらにこれは、かなり後になってわかるのですが、『九の念珠』の説明に…
『ロバトの父は、遥か南蛮より日の本に来た。
息子の病を癒すため、死なずを求めたのだ。
千本刀にて、変若の恵みを賜る約束だ…。』
とございまして…。
あぁ、村田御座狼はロバトパパだけでなく、ロバトくんも間接的にやっちまったな…ということに気づかされました。
なにこの後味の悪さ!!
南蛮人が
『解(かい)さぬ』とか言わないでよ!!わーん!!
この甲冑武者さんとの対決は、後になってよくよく考えさせられました。
これまでは御子様の言うこと聞いて、竜胤断っちゃうヨ!といきまいてましたが、そのことが良いことか悪いことかというのは一概に判断できないな…と。
心から『不死』を求めるのは今も昔も、日本も世界も変わらないわけですよね。
答えは出ませんが、考えることが必要なのだと思いました。
こういう命題を投げかけてくるなんて、FROM様…本当にすごい。
そして不謹慎ながら、SEKIROのこういうところがおもしろいと思いました。
ロバトパパは倒してしまったけど、ロバトパパが残してくれたもの(爆竹)は
今も村田御座狼の左腕で活かされています。
※村田御座狼のSEKIROでは爆竹が全忍具の中で首位を争う活躍ぶり。
これからは使うたびにロバト親子に感謝をしながら、爆竹をまき散らしていこうと存じ上げます。
よ死なに。
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